Kさんは私より一回りも若いのですが、既に30年以上に亘ってお付き合いいただいている親友中の親友です。独身の身軽さから世界中を歩いており、教養や見識が十分に高いので人生論から下ネタまで何を話していても楽しく、感性や好みが合う時は勿論、議論になったとしても結論がすぐ一致してしまいます。例えばお笑い芸人の大御所、たけし、さんまはさほど面白いとも思われず、高田純次や大竹まことにはにんまりさせられることが多い、等々というものです。ところで昨年、高田純次のTV番組で占いに関する話題で盛り上がっていましたが、高田純次とキムタクが平成30年は大凶と占われてくさっていました。私も試しに同じ方法で自分を占ってみると彼らと命数が同じで、やはり平成30年は大凶ということでした。(*拙ブログ:2018-05-06 占い)。
K君とはいろいろ雑談を交わした後、この手の話題はほとんど全て私のブログのネタとさせていただき、このエキサイトブログに掲載してきました。
私は占いや宗教に興味はありますが、腹の底から信じたことはありません。そのくせネットの運勢判断やおみくじの(特に)悪い結果は妙に気にするところがあります。
去年の暮、つまり平成30年12月12日にはKさんと町田の飲み屋で飲みました。二人だけの忘年会です。その時も、私の気懸かりと言えばやはり、高田純次の例の番組でこの1年は私も大凶だったことでしたが、Kさん、「高田純次もキムタクも不幸や不運に見舞われたという噂は週刊文春やFRIDAYにも載ってないし、なぁに、平成30年ももう終わりますから半月チョイの辛抱ですョ」と慰めてくれました。
年が明けて、平成31年。正月3ガ日も過ぎた頃、Kさんの弟さんという方からメールをいただきました。‘昨年暮れ、兄が亡くなりました。年末でもあり、年内に家族葬をすませました’という主旨の、Kさんの訃報でした。
Kさん、何考えてんだ!と見つめるP/C画面でメールの文字がいびつにゆがみだし、やがて何も読めなくなくなりました。